ー水回りリフォームで失敗しないおしゃれなデザインの考え方ー

水回りリフォームのデザインを見直すメリット
キッチン・洗面所・浴室・トイレなどの水回りは、毎日の家事や身支度で何度も使う場所です。実は家の中でいちばん「生活感」が出やすい場所でもあり、デザインを整えてあげることで住まい全体の印象がぐっと良くなります。古いままの設備やバラバラな内装のままだと、「掃除しても何だかスッキリ見えない」「インテリアに統一感がない」と感じてしまいがちです。
水回りリフォームのタイミングでデザインを見直すと、見た目の印象が良くなるだけでなく、動線や収納計画も一緒に整理できます。結果として、家事がしやすくなり、日々のストレス軽減にもつながります。せっかくリフォームをするなら、設備の交換だけで終わらせず、「どんな雰囲気の空間で過ごしたいか」から逆算してデザインを決めていくことが大切です。
テイスト別に考える水回りリフォームのデザイン
水回りリフォームのデザインを考えるときは、最初に「全体のテイスト」を決めておくと、素材や色選びがスムーズになります。あとからあれこれ足していくと、どうしても統一感がなくなりやすいので、ベースとなるイメージを1〜2パターンに絞るのがおすすめです。ここでは、人気のある代表的なテイストをご紹介します。
ナチュラル・北欧テイスト
ナチュラル・北欧テイストは、明るい木目と白をベースにした、やわらかく温かみのあるスタイルです。水回りに取り入れる場合は、次のような組み合わせが定番です。
・床やカウンターに明るめの木目調を選ぶ
・壁や天井は白や淡いグレーでまとめる
・取っ手やタオルバーはシンプルなデザインにする
グリーンやリネン素材の小物を少し加えるだけで、ほっと落ち着く雰囲気がつくれます。派手な色をあまり使わないので、長く飽きにくいのもメリットです。
ホテルライク・モダンテイスト
ホテルライク・モダンテイストは、落ち着いた色味と直線的なラインが特徴です。水回りをスッキリと大人っぽく見せたい方に向いています。おすすめのポイントは次の通りです。
・床やカウンターに石目調や大理石調を取り入れる
・グレー・ベージュ・ブラックなどのベースカラーでまとめる
・ミラーやガラス、金属の質感をアクセントに使う
タイルや間接照明を組み合わせると、高級感がぐっと増します。掃除のしやすさとのバランスを考えながら、光沢感のある素材とマットな素材を上手に組み合わせると、ホテルのような雰囲気に近づきます。
インダストリアル・カフェ風テイスト
カフェ風やインダストリアルテイストは、少しラフでこなれた印象を出したいときにぴったりです。濃いめの木やブラックの金物、タイルなどを組み合わせることで、雰囲気のある水回り空間になります。
・ブラックの水栓金具や照明器具を取り入れる
・レンガ調やサブウェイタイル調の壁をアクセントにする
・オープン棚に見せる収納をつくる
といった工夫をすると、まるでカフェの手洗い場のようなおしゃれな印象になります。ただし、装飾を盛り込みすぎるとごちゃついて見えやすいので、色数を抑えつつバランスを取ることが大切です。
キッチン・洗面・浴室をトータルでコーディネートするコツ
水回りリフォームでは、キッチン・洗面・浴室・トイレをそれぞれ個別に考えるのではなく、「住まい全体の一部」としてトータルにデザインすることがポイントです。特にマンションやコンパクトな戸建て住宅では、ドアを開けたときに見える範囲が重なるため、色や素材の統一感があるかどうかで印象が大きく変わります。
色数は3色までに抑える
全体のデザインにまとまりを出すには、使う色を「ベースカラー・メインカラー・アクセントカラー」の3色に絞るのがおすすめです。例えば、
・ベースカラー:壁や天井の白
・メインカラー:床や扉の木目
・アクセントカラー:水栓金具や取っ手のブラック
といったイメージです。同じ系統の色をキッチンにも洗面所にも取り入れることで、「なんとなく雰囲気が似ている」統一感が生まれます。
素材感をそろえて統一感を出す
色だけでなく、「素材感」をそろえることも大切です。キッチンはツヤのある扉、洗面所はマットな扉、浴室は別の木目柄…というように全てバラバラに選んでしまうと、家全体で見たときにごちゃついた印象になりがちです。
・木目なら、色味や方向性をそろえる
・石目調なら、柄の大きさや色を揃える
・タイルを使うなら、形や目地の色を意識して選ぶ
といったポイントを押さえると、「別々に選んだのに、ちゃんとつながって見える」デザインになります。
小さな工夫でデザイン性を高めるポイント
大掛かりな工事をしなくても、ちょっとした工夫で水回りのデザイン性を高めることができます。リフォームのタイミングで意識しておくと、後から「やっておけばよかった」と後悔しにくくなります。ここでは、特に効果を感じやすいポイントをご紹介します。
照明計画で雰囲気を変える
水回りは、どうしても「明るければ良い」と考えがちな場所ですが、実は照明の計画次第で印象が大きく変わります。天井のシーリングライトだけでなく、
・鏡のまわりに縦型のブラケット照明をつける
・間接照明で壁や天井を柔らかく照らす
・電球色と昼白色を使い分ける
といった工夫をすると、顔色がきれいに見えたり、高級感のある落ち着いた雰囲気になったりします。照明器具自体のデザインにもこだわると、インテリアの一部として空間を引き締めてくれます。
収納と見せるアイテムのバランス
おしゃれな水回り写真を見ると、タオルやボトルがきれいに並んでいて憧れますが、実際の暮らしでは「全部を見せる収納」にしてしまうと、どうしても生活感が出てしまいます。現実的には、
・日用品のストックや掃除道具は扉付き収納に隠す
・お気に入りのタオルやディフューザーなどだけを見せる
というように、「隠す収納」と「見せる収納」のバランスを取ることが大切です。オープン棚をつくる場合も、棚板の奥行きや高さを調整して、「置きすぎない前提」で計画するとスッキリ見えます。
長く愛せる水回りデザインにするために
水回りリフォームは、頻繁にやり直せる工事ではありません。数年先、十数年先を見据えて、「長く付き合えるデザインかどうか」を考えておくことが大切です。今は素敵に見えても、流行が過ぎたときに違和感を覚えてしまう可能性もあります。ここからは、長く愛せるデザインにするための考え方をお伝えします。
流行に流されすぎないベース選び
トレンドのカラーや柄を全部取り入れてしまうと、数年後に「ちょっと派手すぎたかも」と感じることがあります。そこでおすすめなのは、
・床・壁・天井・大型設備はベーシックな色でまとめる
・流行色はタオルやマット、小物で取り入れる
という考え方です。ベースがシンプルであれば、アクセントの小物を入れ替えるだけで雰囲気を変えられるので、模様替えも楽しみやすくなります。
メンテナンス性とコストのバランス
デザインだけを優先して素材を選ぶと、「掃除が大変」「水汚れが目立つ」といった悩みにつながることがあります。水回りは特に、汚れやすさ・掃除のしやすさをしっかり確認しておくことが欠かせません。
・ツヤが強すぎる素材は、水垢が目立ちやすいことがある
・本物の木や石は高級感がある一方で、お手入れに手間がかかる場合がある
・機能性の高いシート材やパネル材を上手に使うと、コストを抑えつつ雰囲気を出せる
といった点も、事前に知っておくと安心です。ショールームで実物に触れたり、施工事例の写真を見比べたりしながら、自分たちの暮らしに合うバランスを探してみてください。
株式会社B・I・Cは世田谷区を中心に水回りの補修を請け負っている会社です。生活に欠かせないキッチンやお風呂、トイレなどの水回りのトラブルに関する修理と工事を承っています。住宅設備機器を確実に施工する高い技術は多くのお客様にご支持いただいておりますので、ぜひお気軽にご相談ください!
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