水回りの水漏れや詰まりなど、トイレやキッチンのトラブルは絶えません。インターネットで検索すると修理業者がいくつもあり、急な時間でも対応している業者が多いでしょう。

 

住まいの近所にある業者や修理の金額が相場より安い業者など、さまざまな業者があります。この記事では、水回りの修理業者を選ぶポイントを紹介します。また、業者を選ぶときの注意点についても解説します。

 

水回りの修理は業者に頼むと良い

水回りのトラブルがあったとき、賃貸住宅であれば管理会社に頼んで修理できますが、戸建て住宅や店舗では、簡単にはできません。費用もかかるので、簡単な水漏れならば自分で直せるように思う人も多いです。

 

確かに浄水器のカートリッジやパッキンを換えるだけであれば簡単に直せますが、知識のない人ではわからない水漏れの箇所がある可能性や、部品や道具を買い揃えなければいけないことを考えると、最初から水回りの修理業者を利用したほうが効率よく確実に直せます。

 

見積もりの際は出張費などがかからない業者も多いので、まず見積もりだけ取って考えてみることもできます。水回りの修理業者の数は多いので、信頼できる会社を選びましょう。

 

水回りの修理業者を利用する流れ

水回りの修理業者に連絡するときには、連絡する前に水回りの元栓を閉めましょう。水漏れが生じると慌ててしまい、すぐに修理業者に連絡したくなりますが、元栓を閉めると水は止まるので、被害を最小限に抑えられます。

 

元栓はキッチン台や洗面所の台の下にあることが多く、マイナスドライバーなどで閉めるタイプもあります。もし元栓が見つからないときには、水道メーターの近くにある止水栓を閉めると家の中への水の供給がストップします。

 

水を止めたら、漏れた水をすべて拭きとりましょう。放っておくと下の階にまで水が浸透したり、床にカビが生えたりする原因にもなるので、早めに対処することが大切です。

 

水回りの修理業者に状態を説明できるように、トラブルになった箇所と、予想される原因を伝えましょう。修理業者に連絡する前にインターネットで情報を集めておくことも大切です。

 

水回りの詰まりが原因で水が流れないときには、高圧洗浄が必要になります。高圧洗浄は料金が高くなりやすいので、前もって業者ごとの金額の違いを知っておくと良いでしょう。

 

賃貸住宅であれば、まず管理会社や大家さんに連絡する必要があります。基本的に賃貸住宅の設備は大家さんのものなので、大家さんの負担で修理してもらえます。

 

入居者が独自に工事を行うと契約違反になる可能性があるので、必ず管理会社か大家さんに連絡しましょう。また、火災保険や管理会社の保険などに水回りの修理が含まれているかをチェックしておきましょう。

 

修理のサービスが含まれていれば、費用の負担が減るかもしれません。準備が整ったら修理業者を呼び、見積もりを依頼します。前もって見積もりを取っておかないと、作業後に高い費用を請求される可能性もあるので、見積もりを取ることは大切です。

 

水回りの修理業者を選ぶときの注意点

いつでも対応してくれる業者に頼む

水回りのトラブルは急を要する場合が多いので、連絡してからどれくらい待てば来てくれるかも重要なポイントです。24時間365日対応している業者であれば安心です。

 

ただし24時間対応と書かれていても、夜間でも訪問してくれる業者もいれば、訪問可能な時間以外は電話受付のみの対応というケースもあります。また、到着するまでの時間は、修理業者によって異なります。

 

問題の場所を直せる業者に頼む

問題が生じた部分の修理ができるかのチェックが大切です。水道トラブルといっても、トイレの詰まりや、蛇口からの漏水、排水口からの水の逆流や悪臭など、原因は多種多様です。水漏れや詰まりの対処は多くの業者で行えますが、細かい部分は業者によって違いがあります。

 

水漏れや詰まりなどは水回りの修理業者に頼み、長く使用したトイレの悪臭を改善するには、リフォーム業者に依頼すると良いでしょう。そもそもトラブルの原因がわからないときには、幅広い分野に対応している業者に頼みましょう。

 

金額はすべての値段で比較して支払い方法も調べる

無料で見積りを行ってくれる会社や、適正な値段を提示してくれる会社に頼むようにしましょう。出張料や見積り料に作業料金を加えて請求する業者が多いですが、なかには基本料金を不要としている会社もあります。

 

作業料金や部品代金にプラスして、時間帯によっては深夜や早朝料金などが加算される可能性もあります。いずれにしても、複数の業者から見積もりをとり、全体の金額で料金を比べると良いでしょう。

 

また、追加料金や見積もりを取ったあとのキャンセル料が必要かどうかも、確認するのがおすすめです。急に水漏れが生じて修理業者に連絡したものの、手元に現金がないときには、どのような支払い方法があるのかをチェックすることも大切です。

 

現金払いだけではなく、クレジットカードや銀行振込、コンビニ払いなど、選択肢が多いと緊急な支払いに対応できます。

 

修理金額を安くするには

水回りの修理を業者に頼むときには、できるだけ金額を抑えたいものです。早朝や夜間、休日に依頼すると、特別料金が上乗せされる場合があります。緊急事態であれば仕方がありませんが、できるだけ特別料金が必要な時間帯や休日の依頼は避けると金額が抑えられます。

 

また、自宅付近の業者を利用するなど、出張費が安く済むように依頼すれば出費を減らせます。出張費が無料の業者を探すこともできます。さらに、水回りのトラブルは、放っておくと修理の費用が増えてしまうかもしれません。

 

そのため、水漏れを見つけたら、悪化する前に早めに修理を頼むことも、費用を安くするうえでは欠かせません。

 

基本的には水回りの修理に火災保険は使えませんが、火災保険に水漏れ補償が付帯していれば、水漏れの影響で被った損害は補償してもらえます。水漏れの影響を被った損害とは、水漏れが原因で床や壁などが汚れ、張り替えが必要になるケースや、水漏れによって家財が使えなくなるケースなどです。

 

契約内容によって、補償の対象が異なるので、まずは保険の内容をチェックしてみると良いでしょう。