浴室のリフォームは、住宅の住み心地を向上させるうえで欠かせません。バリアフリー化やユニットバスへの改修など、さまざまな改装例が挙げられます。古い浴室のリフォームを検討している方のなかには、下記のような疑問が生じることでしょう。

 

・改装にはいくらくらい費用がかかるのか？

・どんな機能を追加できるのか？

・使用する材料は選べるのか？

・どのような点に注意して施工すれば良いのか？

 

本記事では、浴室リフォームのなかでも、ユニットバスへ改装する際の費用やポイントについて詳しく紹介します。またユニットバスの魅力もまとめましたので、そのメリットを詳しく知ることができます。

 

現在使用している浴槽の機能性やデザインに不満があって、浴室の改装を検討中の方は最後までご覧ください。

 

ユニットバスの魅力

ユニットバスとは「ユニット」からイメージできるように、浴槽に加えて壁や床、天井といったお風呂場の構成パーツが一つになったものです。洗面台が付属するタイプを「2点ユニットバス」といい、トイレも含まれるタイプを「3点ユニットバス」と呼びます。

 

成型された各パーツを施工現場で組み立てることで、ビジネスホテルで見るような浴室が完成します。

 

タイル貼りなどの手間が不要なうえに、1枚のパネルで壁をつくるため継ぎ目が少なく水漏れのリスクが低い点が大きな魅力です。加えて工事の手順が比較的シンプルなため、施工期間を短縮できるのもメリットです。

 

このようなメリットから、近年多くの家庭がリフォーム時に選択しています。

 

家庭用のタイプとして、壁の一部と天井以外がユニットバスと同じ構成の「ハーフユニットバス」が人気を集めています。デザインにこだわりを持ちつつ、費用を抑えられる点が人気の理由です。

 

ユニットバス設置にかかるコスト

ここでは、ユニットバス設置にかかる費用を紹介します。

 

新たに設置する際には、おおよそ50万円から150万円で済む場合が一般的です。古い浴室を改装する場合は、約65万円から150万円かかり、少し相場額が上がります。

 

ただし状態や場所など改装の条件によって費用は変わるため、あくまでも参考値としましょう。

 

ユニットバスの設置以外にも配管交換などの追加作業が必要な場合、その分の追加費用が生じます。

 

特に高機能モデルを設置する場合には、浴室リフォームに加え、断熱や配線工事など追加の作業が必要になる場合もあります。

 

またリフォーム時に浴室内でシロアリ被害や腐食が見つかったり、給排水やガス設備の不具合があったりすると、改修工事が必要になり費用が上乗せされるため注意しましょう。

 

そのため特に築年数が古い住宅の浴室改装の際には、業者の見積もり内容を詳細に確認することが重要です。

 

ユニットバス選びで重視すべき素材と機能性

ユニットバスは、FRPや人工大理石といった多様な素材から選択可能です。「絶対に大理石が良い！」といったように特別な希望がなければ、コストを基準に選ぶ手もありますが、脱衣所の壁材や配色と調和する素材選びも重要です。

 

素材選びで迷ったときは、まず住宅の構造を専門業者に診てもらい、最適なモデルを提案してもらうと良いでしょう。

 

またユニットバスは日々開発が進められているため、追加できる便利な機能が多数存在します。特に、「浴室用の暖房乾燥機」と「手すり」が人気の機能です。これらは日常の快適性を高めると同時に、バリアフリー化にも役立ちます。

 

ほかに人気のある機能には、追い焚き機能も挙げられます。ただし追い焚き機能を導入する場合は、給湯器の新設や交換が必要になることもあり、その費用はリフォーム総額に上乗せされるため注意しましょう。

 

また給湯器の耐用年数は、約10年とされています。そのため浴室を工事する際には、必要に応じて交換を検討しましょう。

 

ユニットバスの選び方

ユニットバス選びにあたっては、素材や機能性に加えて、洗い場のゆとりや浴槽の深さの考慮も大切です。

 

まず素材を選ぶ際には、現在の生活スタイルだけではなく、10年・20年先の生活状況まで検討することが重要です。例えば、現在は子どもと共にバスタイムを楽しんでいる家庭でも、将来は介護が必要な状況になることも考えられます。

 

そうなった場合、今とは異なる浴室の機能が必要になる可能性があります。例えば、浴槽の高さが40センチ程度であれば、老若男女問わずまたぎやすいとされているため、長期間使い続けるうえでは考慮しましょう。

 

加えて浴室の段差をなくすなど浴室をバリアフリーに改装する際には、地方自治体の補助金を利用できる場合があります。利用条件や必要な手続きがあるため、詳しくはリフォーム会社もしくは市町村の担当窓口と相談してくださいね。

 

また子どもがいる家庭の場合にはお湯を不意に排水しないよう、チャイルドロック機能を備えた浴槽も選択肢に入れると良いでしょう。

 

古い浴室をリフォームする際の注意点

浴室リフォームでは、床のタイルを新しくする、浴槽だけを交換するなどの選択肢があります。

 

しかし古い住宅の場合は、一部分だけを修繕するよりも、浴室全体を新しいものに交換する方が、低コストで済ませられるでしょう。

 

そのため古い住宅の浴室リフォームを考えている際には、浴槽だけではなく、浴室の内装修繕にかかる費用について、専門業者に詳細な見積もりを依頼しましょう。全体の費用感をより正確に把握でき、想定外の出費をなくせます。

 

まとめ

この記事では、浴室リフォームのなかでもユニットバスへ改装するケースに関して解説しました。近年は、コストを抑えつつ改装できるハーフユニットバスが人気を集めています。

 

とはいえ浴室は多様な機能追加・デザイン変更が可能なため、選択に迷う場合もあるはずです。その場合には、予算や家族構成、住宅の築年数などを考慮しましょう。

 

なお下記のような疑問をお持ちの方は、ぜひ「株式会社B･I･C」へお問い合わせください。

 

・どのような素材が良いの？

・どのような機能を追加できるの？

・我が家の浴室のリフォームにはいくらかかるの？

 

豊富な経験から、最適なモデルを提案します。施工事例はこちらからご確認ください。「どのような浴室をリフォームできるのか」「どれくらいキレイになるか」をチェックできます。

 

現在の浴室をリフォームし、より快適な暮らしを手に入れましょう！