水回りの隙間を埋めるためにコーキングを使用すると良い
キッチンやトイレの隙間や目地の部分には、良く見るとゴムのような柔らかい物が埋まっています。
このコーキングと呼ばれるこの物体はとても重要な役割を果たしています。
コーキングは水回りの隙間や目地を埋めるだけでなく、防水性や気密性を高めるためにも使われています。
またコーキングは水の侵入を防いで、建物が劣化しないように助けてくれます。
この記事ではコーキングの特徴や水回りで施工する時の注意点などを解説しています。
コーキングの役割と種類の違いを知っていれば、自分で補修する時にも安心できます。
コーキングとはどんな物か?
流し台と壁が接する部分に、細長いゴム状の物体がくっついていますが、これがコーキングです。
コーキングは隙間を埋める時に重宝する充填材です。
水回りのコーキングは防水作用がありますが、他には気密性を保つ用途で使用するコーキングもあります。コーキングの種類はシリコンだけでなく、変成シリコン、アクリル、ポリウレタン等もあります。
種類によって用途は違いますが、シリコンコーキングは耐水性が高いので、水回りで使用されることが多いです。コーキング材は練り歯磨きのようにペースト状になっており、容器からしぼり出して使います。
空気に触れると硬くなり、一日から二日経つと固いゴムのようになります。
たとえ硬くなっても弾力性や接着力は残るので、セットした場所に残って、素材が剥がれたりひび割れたりするのを防いでくれます。
そのためキッチンや浴室、洗面所等の水回りで、水が浸入すると大変な隙間に使用されます。
コーキングはやがて劣化する
防水作用や気密効果が抜群のコーキングでも、隙間が大きすぎると充填しづらくなります
。5mm以下の隙間に使うのがベターですが、約1cmまでが使用可能な範囲でしょう。
コーキングを打つ時には幅が細い方が仕上がりがキレイで防水効果も上がります。
しかしコーキングの作用は永久に保たれるわけではなく、日光など紫外線が良く当たる場所や、水にさらされる部分のコーキングは約3年程度から約5年程度の時間が経つと劣化してしまいます。
そのためある程度の時間が経ったら、再度コーキングを打つ必要があります。
なお水回りのコーキングは10年以上劣化しないこともありますが、水を使う部分だと表面にカビが生えて、真っ黒な汚れが付くことがあります。
たとえ防水作用は残っていても、見た目が悪く衛生的でもないので、既存のコーキングを外して新しい物を打ち直した方が良いでしょう。
コーキング剤を充填する作業は簡単で素人でも出来ますが、コーキングは成分の違いなどで種類がたくさんあります。
インターネットでコーキングを検索すると、商品の一覧が出てきますが、どの商品を使うのか素人では良く分からないことがあります。
良く調べて施工する場所に合わせて適正な種類のコーキング剤を使うようにしましょう。
ホームセンターでも手軽に買えるので、自分でやってみるのも良いですが、外壁用と室内の水回り用を間違えてしまうと大変なことになるので、可能であれば業者さんに頼んだ方が無難でしょう。
コーキングに付いたカビや汚れを落とすには
洗面台や流し台のコーキングで気になるのがカビです。
しかし日頃から手入れをきちんとしていれば、カビを除き去り防止することができます。
コーキングの掃除ではホームセンター等でカビ取り関連のアイテムを探すと良いでしょう。
作業する時にはカビ取り洗剤や漂白剤を使うようにしましょう。
使い方をネットで検索すると、カビ取りの情報が見れるので、自分の家に合った方法で使用します。
漂白剤の使用方法は、まずキッチンペーパーをコーキングの幅に合わせてカットして上にセットします。使い終わった歯ブラシやハケ等で漂白剤を塗り付けます。
それから30分程度から1時間程度置いて水で洗い流せば、カビはキレイに無くなり真っ白なコーキングがよみがえります。
またスプレー上の市販のカビ取り洗剤を使えば、カビが生えている部分に直接塗り付けて、1時間くらい置いてから水で洗い流せばキレイになります。
浴室や洗面所、キッチンなど常に水が掛かり濡れている場所のコーキングは、普通よりもカビが生えやすくなります。
カビの細菌がコーキングの奥まで入り込んでいると、表面だけ掃除にしただけでは取り除けず、またすぐにカビが発えてしまいます。
どうしてもカビが取り切れない時には、コーキングの打ち替えを検討してみましょう。
コーキングを打ち替える方法について
コーキングを打ち替える前に、まず既存のコーキングを取り除きます。
カッターで切れ目を入れて、コーキングを剝がしますが、手で剥がしにくい時にはペンチやピンセットを使うと良いでしょう。
もし剥がし漏れがある状態で新しいコーキングを打つと、真っすぐに上手く打てなくなるので、古いコーキングは専用のヘラ等を使って、削ぎ落としましょう。
施工する時にコーキングが周りの壁に付かないように、マスキングテープできちんと養生をしていきます。
この時にマスキングテープをまっすぐに貼らないと、仕上がりが悪くなり不格好になるので注意が必要です。
古いコーキングを取り除いたら、いよいよ新しいコーキングを打つ作業ですが、まずはプライマーと呼ばれる下塗り剤を塗り付けます。
コーキングの前にプライマーを打つことでコーキングと建材の密着性を高めることが出来ます。コーキングを充填する時には、カートリッジをコーキングガンと呼ばれる専用の機材にセットして使います。
隙間にコーキングを充填しただけでは、表面に付いているだけなので、ヘラなどを使って目地の奥まで押し込み平らに均しましょう。
コーキングを打ち終わったら、乾燥する前に養生を剥がして周りに付いたコーキングを取り除きます。コーティングが乾燥しきってから養生を剥がそうとすると、コーキングも一緒に剥がれてしまうので、養生はコーティングが乾く前に剥がしましょう。
注意点としてシリコーンコーキングは、後から塗装することは出来ませんが、変成シリコーンコーキングならば塗装することが可能です。
そのためコーキングを打つ前に、流し台や浴槽の隙間等の場所に応じて、適正なコーキングを使うようにしましょう。
株式会社B・I・Cは世田谷区を中心に水回りの補修を請け負っている会社です。生活に欠かせないキッチンやお風呂、トイレなどの水回りのトラブルに関する修理と工事を承っています。住宅設備機器を確実に施工する高い技術は多くのお客様にご支持いただいておりますので、ぜひお気軽にご相談ください!
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