水回りのサビを除去する方法とサビを予防するポイントについて
キッチンのシンクは、錆びにくい素材のステンレスで作られていますが、長い間使っていると、徐々に表面にサビが付く場合もあります。
サビを放っておくと、格好が悪くなるだけでなく、衛生的にも良くないので、水回りにサビが発生したときには、すぐに落としましょう。
この記事では、ステンレスのシンクにサビが付着する理由や、サビを落とす方法、サビを除くときの注意点、水回りのサビを予防するポイントなどを紹介しています。
水回りにサビが生じる理由
錆びにくい素材のステンレスにサビが付く理由は、大きく分けて三つあります。
もらいサビ
もらいサビは、別の金属からサビが移ってしまうことで、ステンレス自体はサビにくくても、鉄で出来たフライパンや鍋、アルミ缶、金タワシなどに出来たサビと接触することで、サビがシンクにまで移ってしまうケースがあります。
直ちにサビを取り除けば大事態には至りませんが、もらいサビを長い間放っておくと、水回りの内側にまでサビが入り込んで、落とし辛くなるので注意しましょう。
金属の表面に傷が付いたとき
水回りのシンクがサビに強いのは、表面にコーティングが施されているからです。しかし、ステンレスの表面に傷が付いてしまうと、コーティングが剥がれて、サビが中に入り込んでしまいます。
小さなかすり傷であれば、大きな問題はありませんが、硬い物を落としたり、金タワシなどで力を入れて擦ると、ステンレスに大きくて深い傷が付いてしまい、コーティングが剥がれてしまうかもしれません。
漂白剤を使用したとき
水回りの掃除で使用する塩素系の洗剤や漂白剤は、強い洗浄能力があるため、こびり付いた汚れでも簡単に除去できますが、強すぎる洗浄力のため、ステンレスのコーティングを剥がしてしまい、サビが内側に入りやすくなり耐久性が落ちる可能性があります。
漂白剤が表面に付いても、直ちに水で流せば、大きなダメージはありませんが、ステンレスのシンクに濃度の高い洗剤や漂白剤を塗布してから、長い間放っておくとコーティングがダメージを受けるので注意しなければなりません。
水回りのサビ落としで使う四つの方法
ステンレスのシンクにサビが発生したときに、サビを除去するために四つの方法を使えます。
スポンジで擦る
もらいサビなど、ステンレスのシンクにサビが付いたときには、スポンジで軽く擦るだけで除去できます。スポンジにも多くの種類があり、幾つもの編み目で作られた特殊なスポンジならば、柔らかくてきめ細かで、優れた研磨能力があります。
水で濡らして軽く擦るだけで、サビを一気に削ぎ落とすことも可能です。スポンジだけで、カッターなどで使いやすい大きさにスポンジを切り分けてから、わずかな水で湿らせます。続いてスポンジを使って水回りのサビ部分を擦ればサビを除去できます。
ポイントはスポンジを使って強く擦るのではなく、円を描くように優しくなでるようにする点です。
重曹を使用する
スポンジを使っても水回りのサビが落ちない場合には、重曹と合わせて使うとサビが落ちやすくなります。掃除で使用するのは、重曹とスポンジ、乾いたタオルです。初めに水回りを掃除して、表面の汚れをキレイにします。
それから、重曹をサビが出ている場所に振りかけて、水で湿らせたスポンジで擦ります。サビが浮いてきたら、水で流してから、最後に乾いた布で拭き取れば完了です。
重曹はスポンジと同じように、高い研磨能力があるので、水回りの表面に出来たサビを落とすのに大きな力を発揮します。
クエンを使用する
水回りのサビはアルカリ性の性質があるため、酸性のクエン酸を使うと、汚れを中和させ落としやすくなります。
クエン酸でサビを落とすときは、まず洗面器や水桶などにぬるま湯を入れ、少量のクエン酸を溶かしてクエン酸水を作ります。クエン酸の濃度は汚れ具合によって調整しましょう。そこに、タオルやキッチンペーパーを入れてクエン酸液となじませ、サビに置いて一晩漬けておきます。
次の日、タオルやキッチンペーパーを除き、スポンジで軽く擦るとサビを落としやすくなります。最後に水で洗い流して乾いた布で拭き取れば完了します。
重曹とクエン酸を合わせて使う
重曹とクエン酸を使ってもサビが落とせないときや、サビが頑固なときには、重曹とクエン酸を混ぜ合わせて使用すると効果的です。使い方は、洗面器や水桶に水を用意してからクエン酸を混ぜて、クエン酸水を作ります。
サビの場所に重曹を振り、そこにクエン酸液を塗布すると泡が発生します。サビが浮いてきたらスポンジで擦り、水で洗い流します。最後に乾いた布で水気を拭き取れば終了します。
水回りのサビを予防するには
水回りにサビが付かないように予防する方法が三つあります。
水回りを使ったあとには水気を残らず拭き取る
サビができるメカニズムは、水の中の鉄と酸素が結合してサビになるので、水が多くある場所はサビやすくなる傾向にあります。
特にシンクは水を頻繁に使うので、キッチンで洗い物をしたあとは、乾いたタオルを使って、頻繁に水気を拭き取るように心がけましょう。
洗剤や漂白剤を使ったあとは念入りに水を流す
水回りの掃除をするときに、洗剤や漂白剤を使ったあとは、すすぐ作業を入念に行うように心がけます。水回りに洗剤や漂白剤の成分が少しでも残っていると、コーティングが剥がれてサビが発生しやすくなります。
まずは水で洗剤を洗い流してから、擦れタオルでキレイに水拭きをして、最後に乾きタオルで水分を拭き取れば、洗剤や漂白剤の成分を取り除けます。
水回りの上に金属を長い間おいておかない
鉄で出来た鍋やフライパン、包丁、アルミ缶などの金属をステンレスのシンクに長い時間おいておくと、もらいサビができる可能性があります。
料理をしたあとや食事をしたあとに、金属の製品をシンク内にそのままにしておき時間ができてから洗うという人や、洗ったアルミ缶をそのままにする癖のある人は、もらいサビができる可能性が高いので、水回りの使用方法を改善するように心がけましょう。
株式会社B・I・Cは世田谷区を中心に水回りの補修を請け負っている会社です。生活に欠かせないキッチンやお風呂、トイレなどの水回りのトラブルに関する修理と工事を承っています。住宅設備機器を確実に施工する高い技術は多くのお客様にご支持いただいておりますので、ぜひお気軽にご相談ください!
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